2016年11月
海面気圧の主成分を考慮した統計的波高予測手法の開発
土木学会論文集B2(海岸工学)
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- 巻
- Vol.72
- 号
- No.2
- 開始ページ
- pp.I_139
- 終了ページ
- I_144
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2208/kaigan.72.I_139
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
JRA-55長期再解析と,これをもとに計算された波浪解析値を基本データとし,大気情報から波高を計算する統計的波高予測モデルを開発した.各計算格子点において,ある時点の場の風と気圧の情報のみから波高計算を行う従来モデルに,気圧の主成分の時係数を説明変数として加えて,うねりを考慮可能とした.気圧の主成分を考えることにより,その場の風や気圧の情報のみから計算を行う従来モデルと比較して,大幅な精度の向上を得た.特に従来モデルで相関の良くなかった海域において,誤差を大きく減少させることができ,中でも夏季の波高減少や冬季の波高増加の季節変動特性の過小評価が改善された.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/kaigan.72.I_139
- CiNii Articles ID : 130005282245