2017年
ドローン(UAV)を用いた高層気象観測技術の実証
水文・水資源学会研究発表会要旨集
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- 巻
- 30
- 号
- 開始ページ
- 52
- 終了ページ
- 52
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11520/jshwr.30.0_52
- 出版者・発行元
- 水文・水資源学会
近年,マルチコプターに代表されるドローンが,災害地域における上空からの写真撮影や人が立ち入ることができない橋梁部などの保守点検に活用される事例が急増している.また,測量分野などドローンによる計測技術も急速に普及している.本研究では,ドローンを用いて高度1000mまでの桜島上空の風向・風速および気温・湿度の観測を行った.超小型超音波風向風速計を搭載したドローンによる風向・風速の観測値は,気象観測鉄塔での観測値とよく一致していることが事前に実施した予備調査で確認された.桜島でドローンにより観測された風向・風速の鉛直プロファイルについては,ドローン飛揚地点の近傍に設置したドップラーライダーによる観測値とも比較し,両者の傾向はよく一致していることが示された.また,気温・湿度の鉛直プロファイルについても気温・湿度センサを搭載したドローンにより観測可能であることが示された.
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- DOI : 10.11520/jshwr.30.0_52
- CiNii Articles ID : 130006236364