共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2021年3月

肝内胆管癌におけるCXCL12の肝転移促進機序の解明と革新的治療開発への基盤研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
18K08709
体系的課題番号
JP18K08709
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円
資金種別
競争的資金

肝内胆管癌 (ICC)は原発性肝癌の約5-10%を占めており、根治的切除後も高率に再発をきたす予後不良な癌の一である。本研究はICCにおける転移・再発のメカニズムを解明し、転移・再発における新規治療ターゲットを見出すことを目的とした。本研究は、九州肝臓外科研究会の共同研究として、多施設からICCの原発巣及び転移巣の凍結標本2症例、薄切標本19症例のサンプルを集めた。そのうち凍結標本2症例の原発巣及び転移巣をcDNAマイクロアレイに提出し、原発巣に比べ転移巣で高発現及び低発現する複数の遺伝子群を同定した。それらの中から、転移巣で高発現していたCXCL12をターゲットとし、計30症例の薄切標本の免疫化学染色で評価した結果、CXCL12が原発巣に比べ肝転移巣で有意に高発現していた。本研究では、in vitro及びin vivoにおいて、CXCL12の抑制やその受容体であるCXCR4あるいはCXCR7の阻害により、ICCの肝転移・再発が抑制されるかについて検討する。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K08709
ID情報
  • 課題番号 : 18K08709
  • 体系的課題番号 : JP18K08709