細野 高啓

地球表層の水循環システムにおいて、水の賦存状態（水量・水位）や溶存する物質の濃度・同位体組成の時空間的変化を解析することで、四次元的な水の流動や水質進化機構の解明ならびに可視化に関する研究を行っています。日本最大の地下水都市地域である熊本を足場に、アジア・アフリカ地域など世界中で活動を展開しています。大気（特に降雨、降雪）、湖沼、河川、土壌、地下水（湧水、不圧・被圧地下水）、熱水、深部流体、沿岸（海水、堆積物）など、様々な対象をフィールドとしてきました。水－大気－地質物質との相互作用、また、生物や人間活動の影響によって変遷・変化する地球表層の環境をひも解くことで、水・物質循環機構の全体像を明らかにすることを目指しています。水資源保全対策の観点から社会的ニーズに関わることが多く、「資源」というキーワードを通し、研究成果の地域社会還元にも関心を持って研究・教育活動に取り組んでいます。興味のある方は是非ホームページをご覧ください。