共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2025年3月

プロソディ変調による2者間情動伝染と対人印象変容の国際文化比較

文部科学省  科学研究費助成事業  国際共同研究強化基金(A)

課題番号
19KK0313
体系的課題番号
JP19KK0313
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
8,190,000円
(直接経費)
6,300,000円
(間接経費)
1,890,000円

研究代表者が実施中の基課題では、発話の音韻的特徴を特定の感情方向にリアルタイムで変化させるシステムを用いて、二者間の感情変化並びに印象変容について心理・生理学的側面からアプローチしている。コミュニケーション場面では、欧米圏に比べアジア圏でより音声が重要視される可能性がこれまで指摘されており、二者間音声コミュニケーションの国際比較は重要な発展的研究課題である。
そこで、本課題では対人印象ならびに社会的コミュニケーション研究の拠点であるプリンストン大学と連携し、リアルタイムでのプロソディ変容が情動伝染並びに印象形成に及ぼす影響の国際文化比較研究をおこなう。
昨年から引き続き本年度前期までは、昨年新型コロナウィルスの蔓延に伴い対面二者会話実験が前面中止になっていたため、米国で取得予定のデータとの比較対象になるデータの取得ができないまた受け入れ先でも二者対話実験の実施が不透明であったことから、渡米準備の目処が立たなかった。しかし後期になって日本でようやく実験を再開することができたことから、順次、国際比較に必要な日本人を対象とした行動データ並びに音声/生理データの解析を進めている。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19KK0313
ID情報
  • 課題番号 : 19KK0313
  • 体系的課題番号 : JP19KK0313