論文

査読有り
2021年12月

中性子分光法による天然変性$\beta$-カゼインミセルのナノ秒の構造ダイナミクス

Biophysical Journal
  • 中川 洋
  • ,
  • Appavou M.-S.*
  • ,
  • Wuttke J.*
  • ,
  • Zamponi M.*
  • ,
  • Holderer O.*
  • ,
  • Schrader T. E.*
  • ,
  • Richter D.*
  • ,
  • Doster W.*

120
23
開始ページ
5408
終了ページ
5420
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.bpj.2021.10.032

カゼイン蛋白質は、プロリン残基が多いため、典型的な折り畳み蛋白質とは異なる、拡張された構造的特徴とそのダイナミクスを特徴としている。この特徴的な構造のダイナミクスをOrenstein-Uhlenbeckブラウン振動子モデルを用いた広い時間スケールのQENS実験により記述することができた。また、リン酸カルシウムの効果的な貯留についても、その特徴的な動的構造の観点から議論することができた。また、ナノ秒オーダーでのタンパク質の物理過程が生体機能に与える生物学的な役割についても報告した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.bpj.2021.10.032
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5069944
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.bpj.2021.10.032
  • ISSN : 0006-3495

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