基本情報

所属
愛媛大学 社会連携推進機構 南予水産研究センター 准教授
学位
博士(水産科学)(北海道大学)

研究者番号
90396309
ORCID iD
 https://orcid.org/0000-0003-0029-2173
J-GLOBAL ID
201701009960995820
researchmap会員ID
7000018829

「魚類の借腹生産」は、有用系統・有用種・絶滅危惧種の生殖細胞を取り出し、より育てやすい宿主魚に移植することで、効率的な配偶子生産を目指す技術です。この技術を確立・実用化することを目指し、北海道大学、米国パデュー大学、チェコ共和国南ボヘミア大学と場所を変えながら、長年研究を行ってきました。

これまで研究に用いた魚は、ゼブラフィッシュ、メダカ、キンギョ、ドジョウ、コイ、ニシン、シロウオ、ウキゴリ、異体類、テンチ、パイクパーチ、チョウザメ、ニホンウナギ、トロピカルガー、アマゴ、などです。顕微注入などの胚操作技法や胚発生過程の観察など、魚卵の扱いに関しては経験豊富だと思います。これまでは特に、胚発生期に生じる始原生殖細胞(すべての生殖細胞の元になる細胞)に興味を持ち、各魚種で、その細胞の胚中の振る舞いを調べました。得られた知見を活かし、生殖細胞の移植技術を開発しました。

現在は、愛媛大学でマグロ類スマの養殖研究を行っています。当然スマでも借腹生産を目指して研究を行っていますが、スマ養殖に本気で向き合うほど、「基礎から応用まで」の幅広い研究が必要であると痛感しています。

現在の興味・取り組んでいる研究は以下の通りです。
1)魚の分離浮性卵が胚発生期に紫外線障害を回避するメカニズム
2)効率的で社会に許容される魚類の不妊化手法の開発について
3)スマ筋肉の「味」に関する基礎的研究
4)魚類の借腹生産技術を真珠の核挿入のように一般化するための技術開発
5)チョウザメ胚の胚体外栄養細胞と魚類卵黄多核層の起源に関する発生学的研究
6)魚類の核移植に関する研究


論文

  88

MISC

  2

書籍等出版物

  4
  • 斎藤大樹, 近藤総一郎, 松原孝博, 後藤理恵 (担当:共著, 範囲:第15章 官能評価と味認識装置によるスマの味解析)
    シーエムシー出版 2022年8月 (ISBN: 9784781316758)
  • Taiju Saito, Rie Goto, Nicola Rivers, Etsuro Yamaha (担当:分担執筆, 範囲:Production of germ-line chimeras in zebrafish)
    Humana Press, New York, NY 2019年2月 (ISBN: 9781493990085)
  • Rie Goto, Taiju Saito, Takahiro Matsubara, Etsuro Yamaha (担当:分担執筆, 範囲:Microinjection of Marine Fish Eggs)
    Humana Press, New York, NY 2018年10月 (ISBN: 9781493988303)
  • 斎藤大樹, 後藤理恵 (担当:分担執筆, 範囲:Q96 非リンパ球、魚類胚由来の細胞など、とてもダメージに弱いデリケートな細胞をダメージレスセルソーターでソーティングしたいと考えています。メリット、デメリット、ソーティングの実際を教えて下さい。)
    羊土社 2017年11月 (ISBN: 4758122350)

講演・口頭発表等

  2

共同研究・競争的資金等の研究課題

  13