共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年8月 - 2016年3月

バウムガルテンの美学における蓋然性と真実らしさ

日本学術振興会  科学研究費助成事業 研究活動スタート支援  研究活動スタート支援

課題番号
26884009
体系的課題番号
JP26884009
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
2,730,000円
(直接経費)
2,100,000円
(間接経費)
630,000円

本研究は、確率論革命とも呼ばれる17世紀中葉以降の「蓋然性」と「真実らしさ」概念の変容が、いかにして、バウムガルテンの美学の成立のための条件となったのかを明らかにすることを目的とするものである。その結果、近世においては「観客への効果」として主観的に規定されてきた両概念が、確率論革命を経て「真理の度合い」として量的に再規定されたこと、このことが、完全なる真理ではなく真実らしさを実現することしかできないとされる美学を「学問」として、さらには「方法論」として可能にしたひとつの重要な論理的契機となったことが明らかにされた。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26884009/26884009seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26884009
ID情報
  • 課題番号 : 26884009
  • 体系的課題番号 : JP26884009