共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年8月 - 2019年3月

国際会計基準 (IFRS) が及ぼす経済的帰結に関する実証研究

日本学術振興会  日本学術振興会科学研究費(研究活動スタート支援)  研究活動スタート支援

課題番号
17H06689
体系的課題番号
JP17H06689
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
3,040,000円
(直接経費)
2,470,000円
(間接経費)
570,000円
資金種別
その他

本研究の目的は、日本企業によるIFRSの任意適用がもたらす経済的帰結を、会計情報の情報的役割と契約的役割に与える影響という観点から実証的に明らかにすることである。日本企業によるIFRSの適用は、企業と投資家間の対話をより積極的に行えるような環境を醸成することを可能にする、大規模な企業においては投資家間の情報の非対称性を緩和させるというポジティブな帰結をもたらすことがわかった。他方、IFRS適用は当期純利益の価値関連性と格付関連性を悪化させる可能性があることや、小規模な企業においては投資家間の情報の非対称性をむしろ悪化させる可能性があるというネガティブな帰結をもたらしうる可能性が示唆されている。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17H06689
ID情報
  • 課題番号 : 17H06689
  • 体系的課題番号 : JP17H06689