Research Projects

Oct, 2018 - Mar, 2020

航空宇宙機用タービン革新:デトネーション半径方向末広超音速タービンの物理解明

日本学術振興会  科学研究費助成事業  国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))

Grant number
18KK0127
Japan Grant Number (JGN)
JP18KK0127
Grant amount
(Total)
17,810,000 Japanese Yen
(Direct funding)
13,700,000 Japanese Yen
(Indirect funding)
4,110,000 Japanese Yen

申請者らの超小型デトネーション燃焼器による超音速ジェットを、米国研究者らが着想した超音速流ラジアルタービン(半径方向外向きに流れながら、流路は拡大し,速度は増加する)に吹き込むことで,極めて小型で高効率な航空宇宙用(超軽量・高効率)タービンが実現可能との見通しを得ている。しかしながら、そのような小型デトネーション燃焼器+超音速流ラジアルタービンの物理機構は十分理解できていないない。そこで、本研究では、(1) 申請者らは小型デトネーション燃焼器を製作し、スロートなしの超音速ジェット生成メカニズムの解明を担当し、(2) 米国側は新規着想の超音速タービンの機構を解明し、流れ係数、段負荷ファクターなどタービン特性を求め、さらに、(3) 申請者らと米国側研究者で,米国側研究室にて装置を結合し、小型デトネーション燃焼器+超音速流ラジアルタービンのシステム物理実証を行い、システムとしての物理特性を解明する。
平成30年度、令和元年度は、月1回の会議を開催しつつ日本側は小型デトネーション燃焼器の設計・製作を行い高い燃焼効率を達成した。米国側は、新規着想の超音速タービンの機構を設計し、供給部等を含め、可視化研究を実施した。さらに、2019年9月19日、20日の米国(Purdue大)での共同での実験実施に向けて独自インターフェイスの検討・設計・製作を行った。日本側では、予定された流量での燃焼試験(透明円筒管による可視化・軸方向の圧力分布計測等)を完全に完了し、AIAA Journalへ論文投稿中である。

Link information
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18KK0127
ID information
  • Grant number : 18KK0127
  • Japan Grant Number (JGN) : JP18KK0127