2015年1月
側頭葉下部皮質における興奮性神経細胞及び抑制性神経細胞の刺激選択性
電子情報通信学会技術研究報告(MEとバイオサイバネティックス)
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- 巻
- 114
- 号
- 408
- 開始ページ
- 39
- 終了ページ
- 42
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)電子情報通信学会
神経ネットワークにおける情報処理を理解するために、興奮性神経細胞と抑制性神経細胞のはたらきを調べる必要がある。本研究では、物体認識に重要であるニホンザルの側頭葉下部皮質を対象とし、細胞外で記録した活動電位の波形を基に分類した興奮性神経細胞と抑制性神経細胞の反応を調べた。長期的に視覚経験させた三次元物体像に対する抑制性神経細胞の発火頻度は、興奮性神経細胞の発火頻度よりも大きかった。また興奮性神経細胞の刺激選択性は、抑制性神経細胞の刺激選択性よりも大きく、神経細胞の種類によって刺激選択性は異なっていた。本研究の結果は側頭葉下部皮質における物体認識に関わる神経回路の解明につながると期待される。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0913-5685
- eISSN : 2432-6380
- 医中誌Web ID : 2015325819