MISC

2012年12月

Castleman病を呈した肝腫瘤の一例

香川県医師会誌
  • 松村 光
  • ,
  • 三村 志麻
  • ,
  • 三好 久昭
  • ,
  • 坂本 鉄平
  • ,
  • 野村 貴子
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  • 谷 丈二
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  • 米山 弘人
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  • 出口 章広
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  • 正木 勉
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  • 桶本 尚志
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  • 山本 尚樹
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  • 岡野 圭一
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  • 鈴木 康之
  • ,
  • 渋谷 信
  • ,
  • 串田 吉生

65
5
開始ページ
66
終了ページ
62
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(一社)香川県医師会

75歳女。心窩部痛で近医にて肝腫瘤を指摘され紹介となった。腹部超音波で肝S6に20×20mmの内部が比較的均一なやや低エコーの円形腫瘤を認め、ソナゾイド造影超音波でVascular Phaseで内部均一な造影効果を認め、Kupffer Phaseで造影欠損を認めた。FDG-PETでは、S6のSOLにSUV max 6.16の集積亢進を認めたが、他の臓器には認めなかった。低分化な肝細胞癌または胆管癌と診断し、肝右葉切除術を施行した。腫瘤は約2cmの白色充実性病変で、リンパ濾胞増生を認め、一部の濾胞に血管の侵入像、マントル層の過形成および複数の胚中心を認めた。濾胞間には間質の硝子化を認め、EBウイルス感染、悪性リンパ腫を示唆するEBER陽性細胞は認めなかった。以上より、ヒアリン血管型Castleman病と診断した。合併症もなく術後12日に退院し、術後1年を経て再発は認めていない。

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