峯 彰
基本情報
- 所属
- 京都大学 大学院農学研究科 応用生物科学専攻 准教授
- 学位
-
農学博士(京都大学)
- 研究者番号
- 80793819
- ORCID ID
- https://orcid.org/0000-0002-4822-4009
- J-GLOBAL ID
- 201701001842074999
- researchmap会員ID
- 7000020465
- 外部リンク
植物は一般的に個の存在として見られていますが、実際は、様々な微生物と密接に関わりあいながら生きていることが明らかにされてきています。植物と関わりあう微生物の中でも、細菌は非常に多様性に富んでおり、植物に病気を引き起こすものや共生関係を築くものが存在します。私の研究は、植物と細菌のこのような関係性がどんなロジックで成り立っているのか、また、どのように進化してきたのかに焦点を当てています。特に、環境適応が進化の原動力であることを念頭に、植物と細菌の相互作用が環境変化に応じてどう変化するのか、その仕組みはどうなっているのかに興味を持って研究を進めています。
例えば、植物の細菌病は高温や高湿度環境下で頻発することが知られていますが、その仕組みはよくわかっていません。高温や高湿度環境下において、植物の免疫応答や細菌の病原力がどう変化するのかを究明し、そこに人為的に介入する方法を創出することで、気候変動に対応した植物病害防除法を開発するための一助となることを目指しています。
他方、健全な植物にも“無数”の細菌が棲息しています。これらの一部については、成長促進やストレス耐性の向上などの共生効果を有する共生細菌であることが明らかになってきていますが、大部分については詳細な解析がなされていないのが現状です。私は、いまだその多くが謎に包まれている植物と共生細菌の関係性を遺伝子レベル・分子レベルで解明することに挑戦しています。将来的には、植物と共生細菌の“自然な”関係性を利用することで、環境保護や持続可能な農業に貢献することを目指しています。
これらの研究は、分子遺伝学や生化学などのウェットな手法とゲノミクスやネットワーク解析などのドライな手法を融合させたアプローチで進めています。研究に関するキーワードは、植物-細菌相互作用、植物免疫、気孔、植物ホルモン、病原細菌、共生細菌、環境応答、遺伝子発現制御、ゲノム解析、RNAシーケンシングなどです。興味を持っていただけた場合は、是非ご連絡ください!
https://www.plant-pathology.kais.kyoto-u.ac.jp/
https://www.kakusei-plant.com/
経歴
8-
2021年4月 - 現在
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2017年10月 - 2021年9月
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2018年4月 - 2021年3月
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2017年4月 - 2018年3月
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2015年4月 - 2017年3月
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2013年4月 - 2015年3月
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2012年1月 - 2013年3月
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2011年4月 - 2011年12月
学歴
3-
- 2011年3月
-
- 2008年3月
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- 2006年3月
受賞
2論文
37-
International Journal of Biological Macromolecules 278 134910-134910 2024年10月
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Journal of Visualized Experiments 2024年2月 査読有り責任著者
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Science advances 10(4) eadk4131 2024年1月26日 査読有り
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Nature Communications 15(1) 2024年1月11日 査読有り
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Plant and Cell Physiology 2023年3月20日 査読有り責任著者
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Frontiers in Plant Science 13 1064628-1064628 2022年11月28日 査読有り
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The New phytologist 2022年9月1日 査読有り
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New Phytologist 235(3) 1146-1162 2022年5月21日 査読有り
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Plant Communications 3(1) 100227-100227 2022年1月 査読有り最終著者責任著者
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Frontiers in Plant Science 12 2021年12月16日 査読有り
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Cell Reports 35(13) 109300-109300 2021年6月 査読有り
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Journal of General Plant Pathology 2020年9月8日 筆頭著者最終著者責任著者
-
The Plant Cell, supplemental comment 2019年9月 査読有り
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日本植物病理学会報 (85) 190-196 2019年8月 査読有り招待有り筆頭著者責任著者
-
Proceedings of the National Academy of Sciences 116(6) 2364-2373 2019年1月23日 査読有り
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植物感染生理談話会論文集 53 57-67 2018年8月 招待有り筆頭著者責任著者
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FEBS Letters 592(12) 1937-1953 2018年6月1日 査読有り筆頭著者
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The Plant Cell 30(6) 1199-1219 2018年5月23日 査読有り筆頭著者
-
The New phytologist 217(4) 1667-1680 2018年3月 査読有り
MISC
14-
日本植物病理学会報 89(1) 2023年
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日本植物病理学会報 89(1) 2023年
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日本植物病理学会報 88(1) 2022年
-
日本植物病理学会報 88(1) 2022年
-
Advances in Botanical Research 2019年1月1日
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日本分子生物学会年会プログラム・要旨集(Web) 41st 2018年
-
日本植物病理学会報 79(1) 2013年
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日本植物病理学会大会プログラム・講演要旨予稿集 2012 2012年
-
日本ウイルス学会学術集会プログラム・抄録集 58th 2010年
-
日本植物病理学会大会プログラム・講演要旨予稿集 2010 2010年
-
日本ウイルス学会学術集会プログラム・抄録集 57th 2009年
-
日本植物病理學會報 74(3) 241-241 2008年8月25日
-
日本植物病理學會報 73(3) 244-244 2007年8月25日
-
日本植物病理學會報 72(4) 290-290 2006年11月25日
書籍等出版物
1-
Academic Press, an imprint of Elsevier 2019年1月 (ISBN: 9780081026205)
講演・口頭発表等
90-
令和6年度日本植物病理学会大会 2024年3月
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令和6年度日本植物病理学会大会 2024年3月
-
第65回日本植物生理学会年会 2024年3月
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第65回日本植物生理学会年会 2024年3月
-
第65回日本植物生理学会年会 2024年3月
-
日本植物学会第87回大会 2023年9月
-
日本植物学会第87回大会 2023年9月
-
日本植物学会第87回大会 2023年9月 招待有り
-
2023年3月
-
2022年11月 招待有り
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2022年9月
-
2022年9月
担当経験のある科目(授業)
16共同研究・競争的資金等の研究課題
9-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 2024年4月 - 2027年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽) 挑戦的研究(萌芽) 2022年6月 - 2025年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B) 2022年4月 - 2025年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B) 2021年8月 - 2024年3月
-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B) 学術変革領域研究(B) 2021年8月 - 2024年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B) 2019年4月 - 2023年3月
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独立行政法人日本科学技術振興機構(JST) さきがけ 2017年10月 - 2021年3月
-
独立行政法人日本学術振興会(JSPS) 若手研究(B) 2017年4月 - 2019年3月
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日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費 特別研究員奨励費 2015年4月 - 2018年3月