共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2023年3月

「日韓相互認識」研究の新展開

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)

課題番号
18H03585
体系的課題番号
JP18H03585
配分額
(総額)
43,810,000円
(直接経費)
33,700,000円
(間接経費)
10,110,000円

1.研究項目班それぞれが、計画に応じて史料調査・収集を行った。
2.研究分担者・研究協力者が集う研究会議第30回「日韓相互認識研究会」を開催した(2019年3月31日)。金誠明(一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程)が「解放後の国籍をめぐる在日朝鮮人運動」、米津篤八(一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程)が「朝鮮戦争における米軍の言論統制」というタイトルで研究報告を行うとともに、2019年夏にソウル大学で開催予定のシンポジウムについて議論した。
3.韓国の歴史研究者と連携して第1回日韓歴史共同研究シンポジウム・共同踏査(通算21回)を、8月19~22日の日程で開催した。シンポジウム(8月20日、会場一橋大学インテリジェントホール)では、日韓両国の歴史研究の現状と課題に関して相互に認識を深めるため、日本史、朝鮮史、日朝関係上の重要な論点を取り上げて、率直に議論していくことを課題とし、日本側2本・韓国側3本の報告を準備した。日本側が準備した報告は次の通りである。木村直也「明治維新と日朝関係」、石居人也「東京西郊地域の近代」。8月21~22日には、北関東をフィールドに日光東照宮と足尾鉱毒事件をテーマに踏査した。主な踏査先を列挙すれば次の通りである。朝鮮通信使今市客館跡、日光街道杉並木、日光東照宮、輪王寺、二荒山神社、足尾銅山、田中霊祠、渡良瀬遊水、等々。
4.第1回シンポジウムの報告及び討論を収載した報告書を作成すべく、テープ起こしを行った。あわせて、第19、20回シンポジウムの報告及び討論を収載して『日韓歴史共同研究プロジェクト第19・20回シンポジウム報告書』を印刷した。
5.雑誌『日韓相互認識』第9号を刊行し、一橋大学機関リポジトリで公開した。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18H03585
ID情報
  • 課題番号 : 18H03585
  • 体系的課題番号 : JP18H03585