2015年
演習シートを用いた数理科目の授業改善とその評価
工学教育
- ,
- ,
- 巻
- 63
- 号
- 4
- 開始ページ
- 76
- 終了ページ
- 80
- 記述言語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 日本工学教育協会
第1筆者(田中)が担当したクラスにおける,新しく考案した「演習シート」を用いた授業改善とその評価の結果,次の知見が得られた.
1) 学修者個々の学びを定量化する上で,個別正答率の推移を規格化した個別正答補完率が有効である.
2) 演習シートを用いた授業改善により,演習シートを用いて個々の演習量を確保することにより,能動的学修を支援可能である.また,演習シートにメタ認知能力の向上を支援するための問いかけが可能である.
3) 学修者個々の,その時点までの学修の総量に応じた分布が学修曲線を形成し,学修者個々の学修が学修曲線に沿って段階的に進むことが示唆された.
1) 学修者個々の学びを定量化する上で,個別正答率の推移を規格化した個別正答補完率が有効である.
2) 演習シートを用いた授業改善により,演習シートを用いて個々の演習量を確保することにより,能動的学修を支援可能である.また,演習シートにメタ認知能力の向上を支援するための問いかけが可能である.
3) 学修者個々の,その時点までの学修の総量に応じた分布が学修曲線を形成し,学修者個々の学修が学修曲線に沿って段階的に進むことが示唆された.