書籍等出版物

2009年8月17日

農村地域における資源の循環的利用と管理

  • 熊谷宏
  • ,
  • 北田紀久雄
  • ,
  • 永木正和編著

担当区分
共著
出版者・発行元
農林統計出版
記述言語
日本語
著書種別
学術書

本書は、中山間地域における農業生産構造の再構築と農業・農村の多面的機能の安定的確保をめざして、地域資源の循環型持続的活用とその適切な管理による地域システムの解明、このシステムをより効果的に実現する多自然居住地域の形成方法の解明を課題としたものである。 A5判・全281頁
編者:熊谷宏、北田紀久雄、永木正和
共著者:熊谷宏、北田紀久雄、永木正和、黒河功、吉仲怜、五十嵐春子、寺内光宏、波貝康司、原温久、上岡美保、山田忍、田中裕人、金田憲和、松下京平、浅野耕太、渡邉正英、武部隆、矢尾田清幸、辻雅男、柏雅之

本人担当部分:原温久・熊谷宏、「第6章、農業用水路の維持管理に対する非農家の参加意識-富山県常願寺川流域の事例分析-」を共著。pp.93~103、11頁。富山県中部地域を事例として、農業用水路の維持管理に対する非農家住民の参加意識を明らかにした。さらに、参加意識の規定要因についてLogit Model(ロジットモデル)を適用して分析し、維持管理への参加促進の方向性について提示した。維持管理には3人に1人が参加する意向があることが明らかとなった。都市地域では、生態系保全機能や多様な用途で利用できる農業用水路の整備、農村地域では水質浄化機能に関わる整備を進めることが参加促進に重要であることが明らかとなった。