講演・口頭発表等

2013年3月

Delftia acidovorans DS-17由来ポリヒドロキシアルカン酸(PHA)重合酵素の特徴づけ及び組換え大腸菌を用いたPHA生産への影響

2013年度日本農芸化学会
  • 廣江綾香
  • ,
  • 牛丸和乗
  • ,
  • 柘植丈治

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)
開催地
東北大学

Delftia acidovorans DS-17由来のPHA重合酵素(PhaCDa)を導入した大腸菌で報告されている高分子量・高効率なPHA生産メカニズムの検証を最も広く用いられているRalstonia eutropha由来のPHA重合酵素(PhaCRe)との比較から行った。各種解析の結果、PhaCDa導入株とPhaCRe導入株の唯一の違いは、PHA合成の要であるPhaCの発現量であり、可溶性PhaCの存在量はPhaCDaがPhaCReの1/3量であることがわかった。これらの解析から、PhaCDa導入株における高分子量化と高生産化には、同等なモノマー量に対するPhaCDaの発現量の低さが最も重要な因子として作用していることが示唆された。