2013年3月7日
同期現象が生じる遅延結合カオス写像系の設計 : 結合遅延に依存しない設計手法の提案
電子情報通信学会技術研究報告. NLP, 非線形問題
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- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 主催者
- 一般社団法人電子情報通信学会
遅延結合ベルヌーイ写像系に生じる同期現象が安定となる結合強度と写像パラメータの設計手順を提案する.ただし,この結合写像系を構成する写像の数ならびに結合トポロジーの詳細,ならびに結合遅延は未知という状況を想定している.このような状況における同期現象の安定性は,不確かなパラメータを持つ線形時不変システムの安定性と等価であることを示す.しかし,この線形時不変システムの次元は,未知の結合遅延時間に依存するため,安定性の必要十分条件の導出は極めて難しい.本報告では,次元に依存しない「十分条件」を活用し,上記のような状況でも設計が可能であることを示す.