2019年4月 - 2024年3月
発達支援のためのgood practice収集によるナラティブデータベース構築
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
1.データベース登録項目の加除修正:前年度に引き続きデータベース登録情報の項目の見直しを繰り返して行った。収集する情報に合わせて,情報項目の加除修正を検討し実施した。情報源の再分化,適格化を検討し,データベースに反映する作業を継続して実施した。
2.データユーザー側の活用の実態の把握:データベースを公開した際に,発達障害を持つ子供の保護者の活用を想定した場合,検索し活用する情報をどのように取捨選択するかを把握して,その特性やニーズに合わせたデータベースを構築した方がよいと考え調査を実施した。調査目的は,幼少期の自閉スペクトラム症をもつ子どもの母親が,子どもの育ちと暮らしを支えるために生活の中でどのような行動をとっているのか,その背景として母親が集めた情報をどう活用しているのかを明らかにすることとした。子供の母親7名にインタビューを行い,個々の情報活用の実態をSCAT(Step for Cording and Theorization)を用いて分析した。その結果,(1)ほとんどの母親は初めにネット上の情報を検索して試行するが,自分の子供に合わないと判断すると,その情報の活用を破棄し,以後はネット上の情報を活用しなくなる,(2)母親は子供の発達障害特性に合わせたかかわりを行う目的で情報を活用している,(3)母親は試行錯誤を繰り返しながら自分の子供に合う情報を選択するとともに,子供を支える自分に合う情報源を求めて情報源の取捨選択も行っていることが把握できた。
3.データベースの登録情報,検索方法の再検討:調査結果から,保護者が初めにネット上で検索し入手する情報に,子供の障害特性に関連するキーワードを多重的に付加するなどして,個別性が高い検索結果を提供できるよう登録項目を再検討することにした。
2.データユーザー側の活用の実態の把握:データベースを公開した際に,発達障害を持つ子供の保護者の活用を想定した場合,検索し活用する情報をどのように取捨選択するかを把握して,その特性やニーズに合わせたデータベースを構築した方がよいと考え調査を実施した。調査目的は,幼少期の自閉スペクトラム症をもつ子どもの母親が,子どもの育ちと暮らしを支えるために生活の中でどのような行動をとっているのか,その背景として母親が集めた情報をどう活用しているのかを明らかにすることとした。子供の母親7名にインタビューを行い,個々の情報活用の実態をSCAT(Step for Cording and Theorization)を用いて分析した。その結果,(1)ほとんどの母親は初めにネット上の情報を検索して試行するが,自分の子供に合わないと判断すると,その情報の活用を破棄し,以後はネット上の情報を活用しなくなる,(2)母親は子供の発達障害特性に合わせたかかわりを行う目的で情報を活用している,(3)母親は試行錯誤を繰り返しながら自分の子供に合う情報を選択するとともに,子供を支える自分に合う情報源を求めて情報源の取捨選択も行っていることが把握できた。
3.データベースの登録情報,検索方法の再検討:調査結果から,保護者が初めにネット上で検索し入手する情報に,子供の障害特性に関連するキーワードを多重的に付加するなどして,個別性が高い検索結果を提供できるよう登録項目を再検討することにした。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K11000
- 体系的課題番号 : JP19K11000