共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

ベンガル湾沿岸地域における災害脆弱性とレジリエンスに関する比較研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業  

担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
4,030,000円
(直接経費)
3,100,000円
(間接経費)
930,000円
資金種別
競争的資金

本研究は、サイクロンによる被害が甚大なベンガル湾沿岸地域における災害脆弱性とレジリエンス(弾性・回復力)に関し、調査・研究するものである。これまでの災害被害に関する研究は、同一国内で行われることが大半であり、被害の大小や復興の遅速が、外力の差によるものなのか、地域の特殊性によるものなのか、判別が困難な状況にあった。そのため、本研究では、国境を越えたグローバルな規模で被害を引き起こした災害事例をとりあげ、その被災状況と復興過程を微視的視座から比較検討することにより、被害拡大要因としての災害脆弱性と、縮小要因としてのレジリエンスを構成する社会的要素を明らかにすることを目的とする。同時に、日本が積極的に取り組む途上国の防災支援に寄与する政策的示唆を得ることも目指す。