2016年4月 - 2018年3月
多孔質内CO2-油-水三相システムの挙動解明を目指したデジタルロック解析法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究は、CO2圧入による回収率増進技術であるCO2-EOR(Enhanced Oil Recovery)や、CO2地中貯留技術における、岩石孔隙内に超臨界状態のCO2、鉱物、油及び水の複雑な流動現象を解明することを目指した。そのため、油-水-CO2三相モデルを開発し、大規模デジタルロックシミュレータを構築した。実験では時間的・コスト面から実現が困難あるいは不可能な条件下のCO2-EORシナリオを再現できた。実の岩石空隙スケールレベルでの流れ計算によって、三相浸透率を正確に推定することに成功した。原油の回収率が三相流の界面張力、粘性及び岩石の濡れ性などのパラメータへの依存性を調べた。
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- 課題番号 : 16K18331
- 体系的課題番号 : JP16K18331