論文

査読有り
2020年

沿岸域の地形条件を含めたコンクリート構造物の表面塩分の定量的評価手法の構築

土木学会論文集E2(材料・コンクリート構造)
  • 中村 文則
  • ,
  • 大原 涼平
  • ,
  • 山口 貴幸
  • ,
  • 下村 匠

76
3
開始ページ
189
終了ページ
208
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.2208/jscejmcs.76.3_189
出版者・発行元
公益社団法人 土木学会

<p> 本研究では,沿岸域の地形条件を含めたコンクリート構造物の表面塩分量を定量的に評価する方法を構築するために,消波施設の設置状況が異なる海岸において表面塩分量の現地観測を実施した.さらに,消波施設を含めた地形・気象・波浪条件を考慮した表面塩分量の予測モデルを構築し,北陸地方に位置する新潟県沿岸域を対象に,その適用性について検討を行った.その結果,コンクリートの表面塩分量は,気象・波浪条件および海岸に設置されている消波施設を含めた地形条件に影響を受けていることが明らかになった.さらに,構築した表面塩分量の予測モデルは,気象・波浪条件が異なる地点および消波施設が設置された地点の表面塩分量を定量的に評価できることが示された.</p>

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/jscejmcs.76.3_189
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130007878505
ID情報
  • DOI : 10.2208/jscejmcs.76.3_189
  • CiNii Articles ID : 130007878505

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