2010年4月 - 2013年3月
対立規範の相互干渉とレジームの変容:核不拡散条約第4条をめぐって
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
核不拡散という価値の担保には、レジームの提供する規範や手段のほかに、パワーによる強制や利益の提供による誘導といった多様な政策装置が必要であり、また、そうした方法は、公式なレジームの枠外で担保される。とりわけ、核保有のインセンティブが地域安全保障環境における自国の地位の強化であるような場合、レジームは解決策を提示することはできず、必然としてレジーム外の政策装置への依存度が高まることになる。
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- 課題番号 : 22530152
- 体系的課題番号 : JP22530152