講演・口頭発表等

2018年11月25日

過疎地型芸術祭と地域づくり―奥能登国際芸術祭を事例に

日本文化政策学会第12回年次研究大会(九州大学)
  • 吉田隆之

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)
主催者
日本文化政策学会
開催地
九州大学大橋キャンパス

「内発的発展」型か否かが問われた奥能登国際芸術祭(珠洲市)を取り上げた。内発的発展論の理論を援用し、① 地域側の主体性、② いかに外部資源にアクセスしていけばよいのか、③ 地域課題解決にどう結びつけるのか、すなわち、芸術祭開催による地域づくりのための条件を検討した。考察の結果、上記条件は、① コーディネーター、アーティストなど外部の専門家の力を借りる、② 地域コミュニティの主体性を重視する、③ 地域資源(なかでも人的資源)を活用する、④ 芸術祭に纏わる活動や地域活動が持続可能な戦略を持つこと、であるとした。