2014年3月
DSS誘導腸炎に対するシソエキスの有効性
日本消化器免疫学会 消化器と免疫
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- 巻
- 号
- 50
- 開始ページ
- 74
- 終了ページ
- 78
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
DSS誘導腸炎モデルマウスを用いてシソエキスの有効性を検討した。炎症惹起後にシソエキスを内服させることによって体重の回復が早くなり、腸管におけるTNF-αやIL-17AなどのmRNA発現が有意に抑制されていた。また、炎症を起こした粘膜固有層の抑制性T細胞がシソエキスによって増加していた。シソエキスの代表的な成分であるルテオリン、アピゲニン、ロスマリン酸を用いて単核球からのサイトカイン分泌を調べたところルテオリンには強い炎症性サイトカイン産生抑制効果が確認され、アピゲニンやロスマリン酸にはIL-10産生促進効果があることがわかった。(著者抄録)