共同研究・競争的資金等の研究課題

2012年4月 - 2014年3月

実糖蜜廃液中有機物を利用する微生物燃料電池の開発と残渣廃液中の着色成分の分解

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
24651086
体系的課題番号
JP24651086
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
4,030,000円
(直接経費)
3,100,000円
(間接経費)
930,000円

本研究では、サトウキビ由来の糖蜜を利用するバイオエタノール生産からの廃液を、微生物燃料電池で利用するシステム構築を目的とした。その糖蜜廃液は、色度が極めて高く、メラノイジンと推定される高分子物質が存在した。微生物燃料電池は、まず曝気による酸素供給をする二槽式セルを用いた。長期間発電し続け、45日間での電気量は0.04Ahであった。また、曝気を行わない一槽式セルも、二槽式セルと遜色ない発電量であった。pHについては、pH 5以下になると極端に発電量が低下した。
以上、得られた知見を用いることで、糖蜜廃液を用いた微生物燃料電池の連続運転が可能であることがわかった。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-24651086/24651086seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-24651086
ID情報
  • 課題番号 : 24651086
  • 体系的課題番号 : JP24651086