この小論は、高等学校の現場での進路指導に、生徒の言動から気持を察して行動療法的に係わった２例の実践報告である。進路実現という目標に向かって、少し問題がある生徒が変貌していく様子を報告している。教育相談的進路指導は、学校現場で必要な指導であることを示した。（151頁）