講演・口頭発表等

2021年2月7日

敗血症性肺塞栓症を合併したFusobacterium necrophorumによるSeptic pelvic thrombophlebitisの1例

第666回日本内科学会関東地方会
  • 村田 俊介
  • ,
  • 舛本 祥一
  • ,
  • 廣瀬 由美
  • ,
  • 小曽根, 早知子
  • ,
  • 前野 哲博

記述言語
日本語
会議種別
口頭発表(一般)

【症例】41歳、女性【主訴】発熱【現病歴】受診3日前より発熱、前医血液検査でCRP 32.5mg/dLと上昇があり、救急外来を紹介受診した。左下腹部に軽度圧痛、反跳痛を認め、腹部造影CTにてSeptic pelvic thrombophlebitis(SPT)の診断で入院となった。入院後、抗菌薬の投与と抗凝固療法を開始した。第4病日に呼吸状態が悪化したため、胸部造影CTを施行したところ、敗血症性肺塞栓症の合併を認めた。全身管理を行い徐々に呼吸状態は改善した。第10病日に血液培養よりFusobacterium necrophorumが検出された。第33病日に抗菌薬を内服薬に切り替え退院し、第38病日に抗菌薬、第88病日に抗凝固療法を終了した。【考察】SPTは主に妊娠に関連して発症し、悪性腫瘍や子宮筋腫、骨盤内感染等に関連して発症することもあるが、本症例では原因となりうる疾患を認めなかった。また、本症例の起炎菌であったF.necrophorumは頸静脈血栓性静脈炎の原因菌の一つであり、敗血症性肺塞栓症をきたすことが多い。一般にSPTで