2021年3月
協定等に基づく多文化共学短期派遣留学プログラム―10 年間の実践記録と今後の展開への視点ー
京都大学国際高等教育院 紀要
- 巻
- 4
- 号
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 17
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.14989/ilas_4_1
- 出版者・発行元
- 京都大学国際高等教育院
本稿では大学間学生交流協定等に基づく「多文化共学短期派遣留学プログラム」の10年間の活動記録をまとめ、その成果と今後の課題を報告する。本プログラムは京都大学生を本学の学生交流協定校に2週間から4週間派遣する短期留学プログラムである。現在のところ派遣先は東アジア、東南アジアの協定校である。本プログラムは(1)現地学生との共同セミナー・共同学習、(2)現地語の学習そして(3)派遣先大学提供の講座受講・実地研修・文化体験から構成される。10年間、改善を重ねつつ、教育効果の高いプログラムを目指してきた。これらの改善を通じて、現地学生との共学、本学留学生をチューターとした事前語学学習、ヘルスケア支援体制、本学の教育に理解のある現地の教員の協力による危機管理体制など独自の内容と体制を構築してきた。プログラムの質の一層の向上と運営体制の効率化を行うため、単位認定や事務体制の構築等今後の改善点についても指摘した。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.14989/ilas_4_1
- ISSN : 2433-9512
- CiNii Articles ID : 40022543928
- CiNii Articles ID : 120007030251
- CiNii Research ID : 1390853649819813120