基本情報

所属
徳島大学 徳島大学 大学院医歯薬学研究部 眼科学分野 講師
学位
医学博士(山口大学大学院医学系研究科)

研究者番号
10346554
J-GLOBAL ID
201801010755079964
researchmap会員ID
7000023507

1997年に山口大学医学部を卒業後,山口大学医学部眼科学教室に入局しました。研修医の時代から眼疾患の病態解明とその治療法に興味を持ち,眼科臨床研修と共に病態生理について深く考えること修練を受けることができました。

1998年より山口大学大学院に進学し,遷延性角膜上皮欠損に対する創傷治癒のメカニズムの解明,角膜疾患治療薬(サブスタンスP+インスリン様成長因子点眼薬)の開発に関する研究に参加しました。この期間に、臨床医としてより臨床に実践した研究を行い、橋渡し研究の重要性を認識することができました。

2002年に大学院を修了後,下関市立豊田中央病院に勤務し,眼科専用外来棟の設立に携わり,病院経営にも学ぶことができました。

2007年より山口大学医学部附属病院助教,2009年より山口大学医学部眼病態学講座講師,2010年より山口大学大学院医学系研究科眼科学講師としてフィブロネクチン由来ペプチド(PHSRN)による新規の角膜上皮欠損修復薬の研究やコンタクトレンズ装用が角膜生理へおよぼす影響と角膜炎症の病態解明について研究を進めました。

2011年よりハーバード大学・マサチューセッツ眼科耳鼻科病院にリサーチフェローとして留学し,眼炎症および眼血管新生に対する研究に従事しました

2013年9月より山口大学大学院医学系研究科眼科学分野に復帰し,眼炎症疾患および加齢黄斑変性症の診療および研究を行っています。

現在,網膜手術班のチーフとして,網膜硝子体手術を行うとともに,研修医,眼科専門研修医の手術手技の修練,大学院生の研究指導を行っています。
臨床経験は眼球の前(コンタクトレンズ)から,中間(ぶどう膜炎),後ろ(網膜硝子体)まで,幅広い専門分野をカバーし,各専門分野の診療,研究に従事しています。
外来診療ではぶどう膜炎専門外来のリーダーとして県内外から紹介される難治症例の診療および後輩医師の指導を行っています。網膜硝子体外来では,網膜剥離,眼底出血や外傷などの急患が多く紹介されますが,急性期を脱した患者の被紹介率も高く,地域病院との連携を深めています。患者さんへの対応は医事課,行政と密に連絡をとり,事務的に問題解決を諮るなど,医療のみならず市町村の社会インフラとも連携して行っています。
国際的な交流も盛んに行っており,留学していたハーバード大学眼科(ボストン),Scripps研究所,マレーシアサインズ大学眼科と共同研究を行っています。ハーバード大学で行った研究で特許を取得し,創薬ベンチャーと連携して加齢黄斑変性および眼炎症に対する新薬の開発を進めています。
留学生の受け入れも行っており,2013年以降の2年間で4名の留学生を担当し,指導を行ってきました。
国内外の主要な学会では、シンポジストとして招待講演をする機会を頂いたり,世界のコンタクトレンズの研究方針を決定する学術会議ISCLRの正会員にも選出されています。
2008年に日本コンタクトレンズ学会、2015年日本眼炎症学会総会に事務局長として学会運営にも携わる危機会を得ました。
2021年のフォーサム2021瀬戸内では、第55回日本眼炎症学会総会の会長に選出されています。

学歴

  2

論文

  77

主要なMISC

  229

講演・口頭発表等

  345

共同研究・競争的資金等の研究課題

  32