小竹 直子

J-GLOBALへ         更新日: 18/12/15 03:31
 
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研究者氏名
小竹 直子
所属
亜細亜大学
部署
国際関係学部多文化コミュニケーション学科
職名
准教授
学位
学士(大阪外国語大学), 修士(広島大学大学院), 博士(広島大学大学院)

研究分野

 
 

学歴

 
2001年4月
 - 
2004年3月
広島大学大学院 教育学研究科 言語文化教育学専攻
 
2008年4月
 - 
2011年5月
広島大学大学院 教育学研究科 文化教育開発専攻
 
1994年4月
 - 
1998年3月
大阪外国語大学 地域文化学科 中東地域文化専攻(ペルシア語)
 

論文

 
ト条件文の帰結に形容詞が言い切りで現れる文
日本語文法   14(1) 71-87   2014年3月   [査読有り]
「部屋を綺麗にすると気持ちがいい」のように,ト条件文の帰結節に形容詞が言い切りで現れる文がある。この種の文は、客観的な状態を表す形容詞では成り立ちにくいと先行研究で指摘されてきたが、「たばこを吸うと体に悪い」のような例外が存在する。本研究は,ト条件文の帰結に形容詞が言い切りで現れる文の成立条件を解明して、この現象を説明した。
愛知産業大学短期大学   (30) 105-120   2018年3月   [査読有り]
大学における日本語教育において、「ビジネス日本語教育」のニーズが近年も高まっている[堀井、2013]。しかし、留学生が真に必要とするのは単なるビジネススキルよりも、「自分を支えてくれるような新しい『人間関係』を日本語によって築いていく[田中、2004:125]」力であると考える。そこで、本稿では、信頼関係を構築できるかどうかが結果に大きく左右すると言われる[Moran,1985:19-20、矢部、1990:113]日本人との「交渉場面」を取り上げる。具体的には、留学生に交渉場面のロールプレ...
心理動詞による属性文の意味的成立条件
酒井 弘
日本語文法   11(1) 20-36   2011年3月   [査読有り]
「慣れない仕事は戸惑う」という文は、「慣れない仕事」が戸惑ってしまうような属性を持っていることを述べていると解釈される。本稿は、この種の文を心理動詞による「属性文」と呼び、その成立条件を論じた。それにより明らかとなった成立条件は、第一に、心理動詞の原因補語が主題になること、第二に、経験者が心理事象の成立を避けられないこと、第三に、心理事象が恒常的なものとして認識されていることという三つである。
『私メッセージ』実行のためのアクション・リサーチ
横溝紳一郎
広島大学日本語研究   (12) 67-73   2002年3月   [査読有り]
教室で教師から生徒に発せられるメッセージは、「あなたはこうすべきだ」という「あなたメッセージ」になりがちであるが、教師と生徒の人間らしい関係を築くには、教師からの「私はこう思う」という「私メッセージ」が不可欠である(トマス・ゴードン、1985)。本稿は、この「私メッセージ」を英語塾の教室内で実践し、教師の言語行動が与える生徒への影響と自分自身の教師としての成長を記録したものである。
感情動詞の主体性と格形式の選択―感情主体の関与の度合いという観点から―
マレーシア工科大学高等専門学校予備教育センター紀要   (1) 8-15   2007年12月
日本語の感情を表す動詞にはヲ格をとるものとニ格をとるものがあるが、この格形式の選択にどのような動詞の意味が関与しているのかは明確ではない。本稿は、感情主体がその感情にどれだけ主体的に関わっているか、すなわち「主体性」の観点から考察し、その程度差と格助詞選択の関係を調査によって明らかにした。それにより、主体性が強い動詞ほどヲ格をとりやすく主体性が弱い動詞ほどニ格をとりやすいことが確かめられた。

Misc

 
日本語心理述語文のアスペクト―話者による事態の捉え方の観点から―
広島大学大学院教育学研究科学位論文      2011年5月   [査読有り]
感情や感覚など人の心理を表す形容詞と動詞は本来、前者は「状態」、後者は「変化」という異なるアスペクトを持つものであるが、コンテクストなどによってある一定の条件を満たす場合に互いに接近することがある。本稿は、そのアスペクト的近接性がどのような要因によって起こるのかを考察するとともに、両者が近接していながらも微妙な意味の違いによって使い分けられていることを明らかにした。

書籍等出版物

 
『こころの動き』を言語はどのようにとらえるか―心理動詞と心理形容詞の使い分けを通して―
酒井 弘 (担当:共著)
くろしお出版   2012年7月   
本稿は、「楽しい」に対して「楽しんでいる」のような形態的に対応する心理形容詞と心理動詞テイル形がアスペクトの相違を要因として使い分けられることを理論的・実証的に明らかにした。それにより、心理的事態を時間の展開を含む<動き>として捉えるか、時間の展開を含まない<状態>として捉えるかという事態把握のあり方が、それを表現する述語の品詞の選択に影響を与えているという事実が明らかとなったと言える。

講演・口頭発表等

 
伝わる文章の書き方
平成26年度地域開放講座(愛産大リレー講座)   2014年11月   
本講演では、文章表現に関する先行研究を概観しながら、伝わる文章の書き方について述べた。すなわち、伝わらない文章の大きな特徴として二つのポイントが挙げられる。一つは、一文に情報を詰め込み過ぎていること、二つ目は、主語と述語の間が離れすぎていることである。本講演では、実際の大学生が書いた文章を修正しながら、上で述べた二つのポイントに注意するだけで格段に読みやすい文章になることを確認した。
日本人が間違いやすい日本語
愛知産業大学短期大学リレー講座   2016年11月   愛知県岡崎市商工会議所
普段何気なく使っている語や慣用句の意味や使い方が実は本来の意味とは異なっていたということがある。本講演では、文化庁国語課の調査結果を示しながら、間違って使われている語や慣用句の本来の意味を知るとともに、なぜそのように変化したのかにつして考察した。特に、最近の若者の言葉は乱れていると一般に言われているが、年齢の高い人の中にも本体の意味とは違った使い方をしていることが意外と多いことを確認した。そのことを通して、単に正しいか間違っているかという規範的見方だけではなく、言葉は生き物であって、変化す...