2016年
京都市で実施した新しいシカ侵入防止柵に関する実験(2) 柵設置直後の初期段階における実生由来ササの再生経過
日本緑化工学会誌
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 42
- 号
- 1
- 開始ページ
- 149
- 終了ページ
- 152
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.7211/jjsrt.42.149
- 出版者・発行元
- 日本緑化工学会
京都市北部では,2000年代にチュウゴクザサの一斉開花・枯死が起きたが, ニホンジカの採食圧により開花後の群落再生が進んでいない。本実験では,一斉開花後, 長期間シカによる食害にさらされた実生由来ササの再生経過を調査するため,落石等に耐えうる新しいシカ侵入防止柵を開発し,モニタリングを実施した。施工後約1年の間には侵入防止柵には大きな変状は見られず,シカの侵入も確認されなかった。実験区のササについては僅かな初期成長ではあるが,群落回復の傾向が確認され,今後の継続的なモニタリングの必要性が示唆された。
- リンク情報
- ID情報
-
- DOI : 10.7211/jjsrt.42.149
- ISSN : 0916-7439
- CiNii Articles ID : 130005310457
- identifiers.cinii_nr_id : 9000345339875