2013年3月
'気づく'に着目した新人看護師臨床実践トレーニングプログラムにおける新人看護師の'気づき'と臨床実践への活用
新潟大学医学部保健学科紀要
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- 巻
- 10
- 号
- 3
- 開始ページ
- 9
- 終了ページ
- 17
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟大学医学部保健学科
本研究は、映像を用いて行動や思考の振り返りを行う段階別課題提示型のトレーニングプログラム参加後の新人看護師の気づきと、臨床実践への活用を明らかにすることを目的とした。研究対象者はA病院の新人看護師で、語りや自己記述の内容を質的帰納的に分析した。トレーニングプログラムでの'気づき'は、【行動を客観的に口述する必要性】、【行動の根拠の不確実さ】、【根拠なき行動の認識】、【不十分な実践の認識】、【身をもって気づく】という自身の行動の客観視による行動や思考の意識化、【判断志向性の共通理解】、【日常の疑問の表出】など課題の解決方策への気づきを得ていた。また新人看護師は、トレーニングプログラム終了後も【トレーニングプログラムの応用】、【よりよい実践への変化】という行動変容や、【実践への自信】、【成長の実感】【同期との牽制と協力】などの意識変化があり、トレーニングプログラムの臨床実践への有用性が示唆された
- ID情報
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- ISSN : 1345-2576