2017年4月 - 2020年3月
肥満による変形性膝関節症の発症機構の解明とCCN2によるその制御効果の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
Angiotensin II (ANG II)は軟骨細胞の増殖・分化を抑制すると同時にCCN2の産生量を濃度依存的に増加させた。その作用はANG II受容体であるAT1Rを阻害するロサルタン処置やゲノム編集によるAT1Rノックアウト軟骨細胞を用いた解析結果からAT1Rを介していることが明らかとなった。また、CCN2欠損ではANG IIの合成促進が示唆され、CCN2欠損マウスによる変形性関節症の発症にはANG IIの産生量の増加が関与していると考えられた。
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- 課題番号 : 17K11641
- 体系的課題番号 : JP17K11641