2014年4月 - 2016年3月
デコイ受容体のnon-canonicalな作用経路の存在の立証とその意義
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
デコイ受容体の作用機構と存在意義に関する既成概念を覆す2つのデコイ受容体様分子の新たな作用機構を見出した。即ち、① OPGは、RANKLに結合してRANKに結合するRANKL量を減らすことにより、破骨細胞形成を阻害すると考えられていたが、CCN2に結合することによりCCN2の破骨細胞形成作用を阻害すること、② PDGFRLはそのリガンドと想定されるPDGFとは結合せず、CCN2に結合して、CCN2の分子動態を制御することにより、軟骨細胞の増殖・分化に重要な役割を果たしていることを見出した。③ さらに、CD302がCCN2に結合することを見出したので、既成概念を覆す第3の例の発見も期待できる。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 26670808
- 体系的課題番号 : JP26670808