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2018年6月

SNS上の一方的な選好をもとにしたコミュニケーションの解析

2018年度 人工知能学会全国大会 (第32回) 鹿児島県鹿児島市 城山ホテル鹿児島
  • 浅谷 公威
  • ,
  • 川畑 泰子
  • ,
  • 鳥海 不二夫
  • ,
  • 坂田 一郎

JSAI2018
開始ページ
2C2-02
終了ページ
2C202
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11517/pjsai.jsai2018.0_2c202
出版者・発行元
一般社団法人 人工知能学会

オンラインソーシャルネットワーク(OSN)上の友人関係やその中での会話のネットワーク構造は,同類選好と優先的選択によりその多くの部分が説明される.しかし,これらのメカニズムには特定の属性を持つ人間への別の属性を持つ人間からの一方的な選好は想定されていない.OSNには地理的制約がなく検索性も高いため,一方的な選好によるコミュニケーションが起こりやすいと考えられる.我々はTwitterにおける家出に関するツィートとそれに対するリアクションを抽出し,ユーザー間のネットワークを分析することで,OSN上に数千人単位の一方的な選好によるコミュニケーションが存在すること確認した。そこでは,お互いに関係が疎な2つのグループ間(誘い出す側と,家出を表明する側)で一方向のコミュニケーションが存在する.さらに、前者のグループのユーザーの2割程が後者への一対多のコミュニケーションをとっており,明確な一方的な選好が存在することが想定される.また,そのような一対多のコミュニケーションをとるユーザーからのツィートは誘い出しの意図が想定される割合が非常に高いことが分かった.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11517/pjsai.jsai2018.0_2c202
CiNii Research
https://cir.nii.ac.jp/crid/1390845712977546624?lang=ja
共同研究・競争的資金等の研究課題
デジタルアーカイブスを用いたメディア情報の計算社会科学的分析
共同研究・競争的資金等の研究課題
Web上の多変量データに基づく数理的実証分析によるプロモーション手法の検討
ID情報
  • DOI : 10.11517/pjsai.jsai2018.0_2c202
  • CiNii Articles ID : 130007426435
  • CiNii Research ID : 1390845712977546624

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