MISC

2017年4月

好塩基球刺激試験により原因が特定できたロクロニウムに対するアナフィラキシーの1症例

麻酔
  • 坂本 晋也
  • ,
  • 堀内 辰男
  • ,
  • 高澤 知規
  • ,
  • 星野 豊
  • ,
  • 高橋 健一郎
  • ,
  • 齋藤 繁

66
4
開始ページ
424
終了ページ
430
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
克誠堂出版(株)

62歳男。盲腸がんに対し全身麻酔下に腹腔鏡下回盲部切除術が予定された。レミフェンタニル、プロポフォール、ロクロニウム、デスフルランで麻酔導入後に徐脈、血圧低下、冠動脈攣縮が出現し、手術を中止した。冠動脈CTで左冠動脈に狭窄を認め、麻酔導入時の異常の原因と判断して経皮的冠動脈形成術を施行した。初回手術後73日に全身麻酔下に再手術施行となり、ニコランジル、レミフェンタニル、プロポフォール、セボフルラン、ロクロニウムで麻酔を行ったが、血圧低下、心室細動、更には全身に発赤が出現した。アナフィラキシーの診断で手術を中止し、原因薬物を特定するため好塩基球刺激試験を行った結果、ロクロニウムが陽性を示した。再手術後84日に再々手術となり、術式は開腹手術に変更された。麻酔はロクロニウムを始めとする筋弛緩薬は使用せず、筋弛緩作用が得られる脊髄くも膜下麻酔を主とし、術後鎮痛のため硬膜外麻酔を併用することとした。また、患者希望により気管挿管下の全身麻酔を行うこととした。手術は無事終了し、術後10日に退院となった。

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2017&ichushi_jid=J01397&link_issn=&doc_id=20170410280014&doc_link_id=40021164437&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F40021164437&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
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ID情報
  • ISSN : 0021-4892
  • 医中誌Web ID : 2017272483

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