MISC

2018年6月

スガマデクスが原因と思われるアナフィラキシーショック(Kounis症候群)の1症例

麻酔
  • 高橋 淳子
  • ,
  • 堀内 辰男
  • ,
  • 熊倉 みなみ
  • ,
  • 大川 牧生
  • ,
  • 富岡 昭裕
  • ,
  • 高澤 知規

67
6
開始ページ
637
終了ページ
641
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
克誠堂出版(株)

症例は62歳男性で、左鼠径ヘルニアに対し根治術が予定された。手術中、筋弛緩モニターを使用せず、自発呼吸がみられなかったことから、スガマデクス4mg/kg投与が妥当と考え、同時に200mgを静注した。その3分後、顔面と頭部の発汗、心拍数増加、急激な血圧低下を認めた。アナフィラキシーショックの可能性も考慮したが、心電図でST上昇を認めたことや皮膚症状を認めなかったことから、急性冠症候群を強く疑った。集中治療室に入室後、心エコー検査を施行したが心拡大、右室系負荷、下大静脈の拡張は認められず、左室の収納は全周性に保たれていた。今回の病態は単なる急性冠症候群ではなく、アレルギー反応に伴い急性冠症候群をきたすKounis症候群が疑われた。術後28日に原因薬物同定のため皮膚テストを施行した。プリックテストにおいて100倍希釈したスガマデクスで陽性となり、アナフィラキシーの原因薬物はスガマデクスであることが判明した。

リンク情報
URL
https://search.jamas.or.jp/index.php?module=Default&action=Link&pub_year=2018&ichushi_jid=J01397&link_issn=&doc_id=20180608080017&doc_link_id=40021590646&url=http%3A%2F%2Fci.nii.ac.jp%2Fnaid%2F40021590646&type=CiNii&icon=https%3A%2F%2Fjk04.jamas.or.jp%2Ficon%2F00003_1.gif
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ID情報
  • ISSN : 0021-4892
  • 医中誌Web ID : 2018308721

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