2019年4月 - 2022年3月
カプセル化細胞移植で細胞治療のメカニズムに迫る:脳梗塞後うつ症状への応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 19K09528
- 体系的課題番号
- JP19K09528
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
-
- (総額)
- 4,290,000円
- (直接経費)
- 3,300,000円
- (間接経費)
- 990,000円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究はヒト間葉系幹細胞由来多能性幹細胞 (hMPSC: human-derived multipotent stem cell) を脳内移植することにより、一過性中大脳動脈閉塞による脳梗塞モデルラットがどのような治療効果をうけるかを示すことである。特にカプセル化細胞移植と直接移植の治療効果の差異を示すことや心理学的な効果を調べることが研究の特徴である。
研究実績として、2020年度に行う予定であった研究を行うことができたと評価できる。
うつ様症状を呈するWistar Kyoto Ratに対して、脳室内にカプセル化細胞移植を行うと、有意な行動学的改善が得られ、神経新生が増幅されていた。特に、様々な神経栄養因子の分泌および、そのシグナルパスウェイが活性化していることを示すことができた(Kin K. et al. Mol Psychiatry 2020)。
脳梗塞モデルラットに対するカプセル化細胞移植の治療効果が行動学的に示され、神経新生との関係性も示されつつある。今後、個体ごとの生着細胞、行動学的改善、脳梗塞体積、神経新生の程度 などの相関性を明らかにし、うつ様行動に与える影響を検討する予定である。
研究実績として、2020年度に行う予定であった研究を行うことができたと評価できる。
うつ様症状を呈するWistar Kyoto Ratに対して、脳室内にカプセル化細胞移植を行うと、有意な行動学的改善が得られ、神経新生が増幅されていた。特に、様々な神経栄養因子の分泌および、そのシグナルパスウェイが活性化していることを示すことができた(Kin K. et al. Mol Psychiatry 2020)。
脳梗塞モデルラットに対するカプセル化細胞移植の治療効果が行動学的に示され、神経新生との関係性も示されつつある。今後、個体ごとの生着細胞、行動学的改善、脳梗塞体積、神経新生の程度 などの相関性を明らかにし、うつ様行動に与える影響を検討する予定である。
- ID情報
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- 課題番号 : 19K09528
- 体系的課題番号 : JP19K09528