2008年3月7日
信号中の雑音比率に基づく雑音パワー推定とその雑音抑圧性能 (応用音響)
電子情報通信学会技術研究報告
- ,
- ,
- ,
- ,
- 巻
- 107
- 号
- 532
- 開始ページ
- 85
- 終了ページ
- 90
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 一般社団法人電子情報通信学会
周囲雑音が混入した音声入力信号に対する雑音抑圧処理には,周波数ごとの雑音パワーを高精度に推定することが求められる.本報告では,入力信号に対する周囲雑音の比率を周波数ごとに逐次推定することで,入力信号に音声が含まれる区間でも雑音パワー推定を可能とする手法を提案する.提案手法では,周囲雑音の周波数ごとの振幅が短区間では一定であると仮定し,現時刻の入力信号パワーに対する雑音パワーの比率を一次推定する.次に,周囲雑音の周波数振幅が一定であるという仮定と,実際には振幅が時変であるということとのずれを補正することによって,推定精度の向上を図る.評価実験から,提案手法による雑音パワー推定精度の向上を示し,雑音抑圧後の音質改善を確認した.
- リンク情報
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110006952148
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN10164817
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/9460119
- ID情報
-
- ISSN : 0913-5685
- CiNii Articles ID : 110006952148
- CiNii Books ID : AN10164817