論文

2019年11月

FoundationOne CDx検査を用いたがんゲノム解析の臨床的有用性(PROFILE-F Study)

癌と化学療法
  • 熊木 裕一
  • ,
  • 高橋 健太
  • ,
  • 三ツ村 隆弘
  • ,
  • 横堀 潤子
  • ,
  • 高嶺 恵理子
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  • 石橋 恵理
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  • 坂下 博之
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  • 石川 敏昭
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  • 小野 宏晃
  • ,
  • 伴 大輔
  • ,
  • 工藤 篤
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  • 大島 乃里子
  • ,
  • 中川 剛士
  • ,
  • 木村 浩一朗
  • ,
  • 久保田 一徳
  • ,
  • 大西 威一郎
  • ,
  • 田邉 稔
  • ,
  • 植竹 宏之
  • ,
  • 三宅 智
  • ,
  • 池田 貞勝

46
11
開始ページ
1715
終了ページ
1719
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)癌と化学療法社

背景:FoundationOne CDxはすでにFDAによって承認されているがん遺伝子パネル検査であるが、日本人の患者における臨床的有用性は報告されていない。そこで、FoundationOne CDxの日本人における臨床的有用性を調べた。方法:前治療を受けた日本人の進行固形がん患者43例(46検体)をFoundationOne CDxを用いて2018年9月〜2019年1月の間に検査した。結果:患者43例の年齢は中央値63(18〜82)歳、男性24例、女性19例であった。主要ながん種は、肝胆膵8例およびその他の消化器系8例であった。2019年1月17日までにゲノムキャンサーボードが完了した27例すべてが分析可能であり、検出された遺伝子変異数(VUSを除く)は1例当たり平均4.3(0〜14)個であった。27例のうち少なくとも一つ以上の遺伝子変異が26例(96%)に見つかり、26例すべてに治療薬の候補が存在する変異が見つかった。うち4例(15%)において遺伝子変異に対応した治療が行われた。治療候補薬の治験が日本で実施されていた症例のうち、実際に治験に参加した症例は1例のみであった。試験に参加しなかった最も一般的な理由は、病状悪化・PS低下(33%)であった。結論:FoundationOne CDxは日本人の様々ながん種において遺伝子変異を検出できることが示された。(著者抄録)

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