MISC

2014年10月

ロドデノール誘発性脱色素斑症例における一次全国疫学調査結果

日本皮膚科学会雑誌
  • 青山 裕美
  • ,
  • 伊藤 明子
  • ,
  • 鈴木 加余子
  • ,
  • 鈴木 民夫
  • ,
  • 種村 篤
  • ,
  • 錦織 千佳子
  • ,
  • 伊藤 雅章
  • ,
  • 片山 一朗
  • ,
  • 杉浦 伸一
  • ,
  • 松永 佳世子
  • ,
  • 日本皮膚科学会ロドデノール含有化粧品の安全性に関する特別委員会

124
11
開始ページ
2095
終了ページ
2109
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)日本皮膚科学会

本邦で、4-(4-ヒドロキシフェニル)-2-ブタノール(ロドデノール)を2%含有する化粧品使用者において、他のメラニン生成抑制物質含有化粧品に比べて高頻度に脱色素斑が発生することが判明し、2013年7月に製造販売業者によって自主回収が発表された。本事例の脱色素斑症例は、2014年6月時点で18,909名と発表されている。日本皮膚科学会は、ロドデノール(RD)誘発性脱色素斑の臨床所見と疫学的な特徴を明らかにするために、RD含有医薬品部外品の使用後に生じた脱色素斑を主訴に受診した患者を対象に、2013年7月から9月にかけて全国一次調査を行い、1,338人の調査票を解析した。脱色素斑は96%で製品使用部位に概ね一致していたが、4%では製品使用部位以外にも白斑を認めた。色素脱失部位は顔面(92.9%)、頸部(58.8%)が好発部位であった。色素脱失については、完全か不完全かで3型に分類した。その結果、不完全脱色素斑42%、完全脱色素斑17%、混在28%であった。また、43.8%が炎症を伴うものであった。85%の症例では臨床的に特発性尋常性白斑と区別できないと回答された。本調査によってRD誘発性脱色素斑症例の臨床・疫学的な実態を明らかにした。今後、二次調査で疾患の経過、予後について検討する。(著者抄録)

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