2016年4月 - 2019年3月
不明熱症例に対する 全国の多施設共同による前向き症例登録研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
本邦で初めて不明熱のについて前向き多施設共同研究を行った。
16施設から古典的不明熱と診断された141名を登録し6ヵ月後に調査を行った。最も多い年齢層は65-79歳であった。原因疾患では非感染性炎症性疾患が最多だった。6ヶ月の調査期間後も、21.3%の患者では原因不明であった。不明熱の原因と年齢・予後とは有意な関係があった。 また、最終的にも原因が不明な患者では、赤沈の検査の実施率が高かった(p = 0.041)。
赤沈、CRPなどの炎症マーカーと、原因疾患、予後との関連を解析し、その臨床的意義を明らかにした。不明熱患者の診療において真に想起すべき疾患、選択するべき検査を明らかになった。
16施設から古典的不明熱と診断された141名を登録し6ヵ月後に調査を行った。最も多い年齢層は65-79歳であった。原因疾患では非感染性炎症性疾患が最多だった。6ヶ月の調査期間後も、21.3%の患者では原因不明であった。不明熱の原因と年齢・予後とは有意な関係があった。 また、最終的にも原因が不明な患者では、赤沈の検査の実施率が高かった(p = 0.041)。
赤沈、CRPなどの炎症マーカーと、原因疾患、予後との関連を解析し、その臨床的意義を明らかにした。不明熱患者の診療において真に想起すべき疾患、選択するべき検査を明らかになった。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 16K09257
- 体系的課題番号 : JP16K09257