論文

1987年12月

LD児の認知特徴

小児の精神と神経

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4
開始ページ
207-212
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別

LD児の認知様式の実態を、ロールシャッハテストの標準分析法によって見てみた。認知特徴をみるために、Friedman基準を用いた。その結果、1)LD児は未熟で些細なことにこだわりすぎる傾向が高い、2)認知そのものが健常児のそれに比べて極端に不明瞭で、漠然としており、その水準は低い、3)病的といわれるほどの未熟段階にあり、些細なことにこだわり、独りよがりの特異な認知反応を示していた。

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