2018年4月 - 2021年3月
肺移植後の慢性拒絶撲滅を目指す、自然免疫を温存した選択的免疫抑制療法の創出
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B)
- 課題番号
- 18H02893
- 体系的課題番号
- JP18H02893
- 配分額
-
- (総額)
- 16,770,000円
- (直接経費)
- 12,900,000円
- (間接経費)
- 3,870,000円
- 資金種別
- 競争的資金
肺移植の長期予後を阻む最大の原因は、「慢性拒絶」が主体の、慢性期移植肺機能不全(CLAD)であるが、その病態は未だ不明で有効な治療法もない。肺は、外界と直接通じる臓器のため、免疫力が元来強く拒絶を起こしやすいが、感染症を併発する可能性も高い。よって、肺移植では、感染に対する免疫力を低下させない「選択的な免疫抑制」が重要である。そこで、「感染免疫を低下させない免疫抑制剤」として、免疫抑制剤としては新規のメカニズムを有する、MEK阻害剤に着眼し、小動物肺移植モデルを用いて、MEK阻害剤(Trametinib)が、肺の慢性拒絶を軽減することを多角的に証明した。
- ID情報
-
- 課題番号 : 18H02893
- 体系的課題番号 : JP18H02893