共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年4月 - 2025年3月

周産期医療におけるDVスクリーニングと支援のスケールアップを目指した実装研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
21H03257
体系的課題番号
JP21H03257
配分額
(総額)
17,290,000円
(直接経費)
13,300,000円
(間接経費)
3,990,000円

ドメスティック・バイオレンス(DV)は、親密な関係における暴力・虐待であり、女性と子どもの健康に多大な影響を及ぼす。近年、COVID-19感染拡大下において、DVの相談件数が1.6倍となり、外出自粛下のDVの増加・重症化が世界的な問題となっている。特に周産期は、脆弱性が強く、ガイドラインにおいてもDVスクリーニングと早期介入が推奨されている。しかしながら、普及していない現状がある。
本研究は、周産期医療において、DVスクリーニングと支援の実装と普及を目指し、実装戦略を検討し、適切性、忠実性、実行可能性といった実装アウトカムの評価を行うことである。2021年度は、実装戦略を検討するために、DVスクリーニングと支援の導入・継続の阻害・促進因子を探索するために、スコーピングレビュを行った。文献検索で用いたデータベースは、Psych INFO、PubMed、CINAHLであった。検索結果は、合計5370件(内訳:PsychINFO998件、PubMed2331件、CINAHL2041件)であり、第一次スクリーニングにてIncluded484件(重複にて除外1544件、Excluded3342件)、第二次スクリーニング現在終了数188件である。抽出した文献は、統合フレームワーク(consolidated framework for implementation research)の枠組みで分類している。阻害・促進因子を明らかにし、それを基盤に、今後実装戦略を検討していく。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21H03257
ID情報
  • 課題番号 : 21H03257
  • 体系的課題番号 : JP21H03257