2020年8月
エクスプレス挿入術における角膜内皮細胞密度の変化についての検討
あたらしい眼科
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- 巻
- 37
- 号
- 8
- 開始ページ
- 994
- 終了ページ
- 998
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)メディカル葵出版
対象および方法:当院で2014年1月〜2016年12月に同一術者によるエクスプレス挿入術を施行し、術後6ヵ月以上経過観察できた連続症例を対象とした。術前と比較した術後の角膜内皮細胞密度と減少率をレトロスペクティブに検討した。結果:男性40眼、女性32眼で年齢は66.1±13.9歳、病型は原発開放隅角緑内障56眼、落屑緑内障12眼、続発緑内障4眼だった。単独手術のうち有水晶体眼20眼、眼内レンズ挿入眼31眼、水晶体再建術併用21眼だった。観察期間は23.5±10.0ヵ月で、角膜内皮細胞密度(cells/mm2)は術前2,488±387(n=72)、術後6、12、24、36ヵ月でそれぞれ2,469±382(n=59)、2,503±402(n=59)、2,414±477(n=45)、2,355±530(n=15)、減少率(%)はそれぞれ1.4±8.4、2.1±11.0、6.0±13.8、10.9±15.4だった。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0910-1810
- 医中誌Web ID : 2020390837