講演・口頭発表等

高性能Mo吸着剤の開発

第89回日本核医学会関東甲信越地方会
  • 福光 延吉*
  • ,
  • 山内 悠輔*
  • ,
  • Saptiama I.*
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  • 有賀 克彦*
  • ,
  • 籏野 健太郎*
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  • 熊田 博明*
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  • 藤田 善貴
  • ,
  • 土谷 邦彦

開催年月日
2018年7月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東京
国・地域
日本

放射化法で生成される$^{99}$Moは比放射能が低いことから、医療用Mo吸着剤として高いMo吸着性能を有する材料が求められている。このため、メソポーラス技術を用いて表面積を増加させたアルミナの開発を進めている。本研究では、アルミナを2通りの方法で合成した。一方は、アルミナ-シリカ複合体でアルミナ/シリカ分子比及び焼成温度を段階的に変化させて合成した。もう一方は、エタノール処理で焼成時間及び焼成温度を段階的に変化させて合成した。その結果、アルミナ-シリカ複合体ではアルミナ/シリカ分子比0.6、焼成温度750$^{\circ}$Cで最もMo吸着能が高く、エタノール処理では焼成時間24時間、焼成温度700$^{\circ}$Cで最もMo吸着能が高いことが明らかとなった。いずれの方法でも現行の医療用アルミナのMo吸着能よりも高い値を示した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5062987