2019年8月 - 2021年3月
下水汚泥消化施設に基づいた廃棄物エネルギー化システムの革新
日本学術振興会 科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
本研究は既存下水汚泥嫌気性消化槽のポテンシャル拡大に着目し、混合発酵法と消化液後処理の導入による廃棄物エネルギー化システムの効率化について考察し、実用化に向けた技術システムの確立を目指す研究である。まず回分実験によって消化汚泥の熱的後処理効果を考察し、最適処理条件は80℃で60分であり、メタン収率は15%で向上できた。また連続実験によって下水汚泥と紙ごみの混合消化を行い、固形分が10%の条件で最適運転状況が得られ、異なるプロセスよるメカニズムの相違を把握した。なお、低コスト水素発酵システムの連続実験を行い、循環比によるプロセスの影響を把握し、分解活性と微生物群集の分布メカニズムを解明した。
- ID情報
-
- 課題番号 : 19K23528
- 体系的番号 : JP19K23528