MISC

1992年4月

ATR実証炉用被覆管の多数ピンバルーニング試験

PNC TN8410 92-064
  • 芳賀 哲也
  • ,
  • 小幡 真一
  • ,
  • 河野 秀作
  • ,
  • 上村 勝一郎
  • ,
  • 長井 修一朗
  • ,
  • 馬上 康*

開始ページ
143
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等

ATR実証炉において、冷却材喪失事故時に燃料被覆管がバルーニングした場合の、チャンネル内流路形状の変化を調べるため、多数ピンバルーニング試験を実施した。尚、本試験は電源開発株式会社との受託契釣に基づき、新型転換炉技術確証試験の一部として平成2年度から平成3年度に渡って実施したものである。本試験では、冷却材喪失事故条件を模擬して、実証炉集合体の一部を模擬した試験体のうちの被覆管7本を破裂させる方法で、内圧をパラメータとした試験を4体実施し、流路閉塞率を求めた。試験結果をもとに、燃料集合体のバルーニングによる流路閉塞率を検討した結果、集合体全断面の流路閉塞率は最大でも77\%であり、再冠水実験に用いられた流路閉塞率条件である78\%よりも小さいことが分かった。本試験の結果は、電源開発株式会社が行うATR実証炉冷却材喪失事故時の安全評価に使用される。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?4024393

エクスポート
BibTeX RIS